クイズ

昭和のできごとクイズ

オリンピック、万博、テレビ、歌、暮らしの道具。五十問から選んで出します。答えが出たあとの話が、このレクの中心です。

所要 25 分難しさ ●●○みんなで印刷できます
昭和のできごとクイズ
かぞくのまど kazokunomado.com/rec/

昭和のクイズは、答えを当てるためのものではありません。「東京オリンピック」という言葉が出た瞬間に、そのころ何をしていたかを話し始める。そこが本番です。

進め方

職員が読み上げ、みんなで答える。一人ずつ当てていくと、答えられなかった方がつらくなりますので、全体に投げかけてください。

答えが出たら、必ず一言足します。「そのころ、何をされていましたか」。ここから先が本番です。

東京オリンピックの年に働き始めた、万博に子どもを連れて行った、テレビを買った日のこと。一問で十分話が続くことがありますので、時間は多めに見ておいてください。

年号が出なくても、構いません

「昭和何年ですか」という問いに、正確に答えられる方は多くありません。それでよいのです。

大事なのは、そのできごとを覚えているかどうかではなく、そのころの自分の暮らしを思い出せるかどうかです。「オリンピックのころは、まだ嫁に来る前でした」。この一言が出れば、そのクイズは成功しています。

ヒントの欄に西暦を入れてありますので、職員が補えます。「昭和三十九年、千九百六十四年ですね」と添えると、思い出しやすくなります。

入れていない話題があります

戦争と災害と事件の問題は、入れていません。

つらい記憶に触れる可能性があるためです。この年代の方は、ほぼ全員が何かを経験しておられます。こちらから水を向けることはしません。

ご本人が自分から話し始められたときは、遮らずに聞いてください。話したいときに話せることの方が、大切です。

若い職員が知らなくても構いません

むしろ、知らない方がうまくいくことがあります。「私は生まれていないので、教えてください」と言うと、利用者の方が先生になります。

教える側に回っていただくこと。これが、この年代の方にとって大きな意味を持ちます。日常では、教わる側、してもらう側にいることが多いからです。

職員用に「答えも一緒に印刷」を一枚持っておけば、進行に困ることはありません。

持ち物があると、もっと広がります

そのころの道具が一つあると、話が変わります。

物が無くても、写真でも構いません。新聞の切り抜きや、地域の古い写真集が使えます。図書館で借りられることもあります。

認知機能との関係

この課題で使っているのは、長く保たれている記憶です。認知症が進んでも、若いころのことはよく残っています。

だから、今日の日付が分からない方でも、結婚した年のことは覚えておられます。できないことではなく、できることを使う。これが回想を使ったレクの考え方です。

そして、思い出して話す時間そのものに意味があります。答えられたという経験は、日常で「分からない」ことが増えていく方にとって貴重です。

記憶の状態を記録として残したいときは、長谷川式の採点で項目ごとに残せます。合計点ではなく、どの項目が保たれているかを見てください。

聞いた話を、記録に残してください

レクの時間に出てきた話は、その方を理解する材料になります。どこで生まれ、何の仕事をして、何を楽しみにしてきたか。

アセスメントの場では出てこない話が、クイズの時間には出てきます。聞いた話は、生活歴の欄に書き足しておいてください。次に担当する職員を助けます。

生活歴の書き方もあわせてご覧ください。

その日の様子を、残しておいてください

ご家族は、施設で何をしているのかを知りたいと思っておられます。写真を一枚と、一行の言葉。それがあるだけで伝わります。

私たちが作る事業所の頁では、写真を入れて一行書けば、その場で公開されます。介護の事業所だけのホームページ制作をご覧ください。

よくあるご質問
年号が分からない方が多いのですが。

年号を当てることが目的ではありません。「東京オリンピックのころ、何をされていましたか」と聞く方が、ずっと話が広がります。年号の問題は、話の入口として使ってください。

戦争や災害の問題は入っていますか。

入れていません。つらい記憶に触れる問題は外し、暮らしと楽しみの話だけを集めています。ご本人が自分から話されるなら聞きますが、こちらから水を向けることはしません。

若い職員には分からない問題があります。

「答えも一緒に印刷」で、答えとヒントの入った一枚を手元に置いてください。分からなくても構いません。むしろ「私は知らないので教えてください」と言う方が、利用者の方が話しやすくなります。

何問くらいがちょうどよいですか。

話が広がるので、二十問で三十分近くかかることがあります。十問から始めて、時間が余れば足す形をお勧めします。数をこなすことが目的ではありません。

印刷したものを配ってよいですか。

事業所の中でお使いいただく分には、自由にお使いください。人数分を印刷して配っていただいて構いません。

ほかのレク
行事の記録を、そのまま頁に残せます。

写真を入れて一行書けば、その場で公開されます。ケアマネジャーとご家族に、いちばん伝わる面です。介護の事業所だけのホームページ制作です。

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