漢字

魚へんの漢字

四十八字を、読み方と一言つきで並べました。切って使うカードと、当てはめる台紙も印刷できます。

所要 20 分難しさ ●●○みんなで印刷できます
魚へんの漢字
かぞくのまど kazokunomado.com/rec/

魚へんの漢字は、高齢の方にとって難しくありません。鰤も鰆も鰹も、ほとんどの方が読まれます。若い職員より読めます。だからこれは、できないことを練習するレクではなく、できることを見せる場になります。

四つの形で使えます

何に使うか
一覧読み方と一言つき。職員が手元に持って、読み上げる
カード切って使います。厚紙に印刷して、一枚ずつ見せる
台紙読み方が書いてある枠。そこにカードを置いていただく
書き取り漢字を見て、読み方を書く。お一人ずつ

いちばん盛り上がるのは、カードと台紙を組み合わせた形です。デイサービスで実際に使われている形でもあります。

カードと台紙の作り方

カードは厚手の紙に印刷して、線で切ります。一枚に四つの形にすると、名刺より少し大きいくらいになります。離れた席からも見えます。

字の大きさは、印刷すると四十ミリメートルほどになります。これは、二メートル離れた席から読める大きさです。目の弱い方がおられる事業所では、この大きさが要ります。

台紙は普通紙で構いません。読み方の枠が並んでいますので、そこにカードを置いていただきます。読めた方から順に置いていくと、全員で一枚を作る形になります。

ラミネートすれば何年でも使えます。手に取って、めくって、置く。この動作そのものが手の運動にもなります。

進め方

カードを一枚ずつ見せて、みんなで読みます。読めた方に台紙へ置いていただきます。全部置けたら終わりです。

大事なのは、読めたあとです。その魚の話を聞いてください。

「鰤は、お正月に食べられましたか」「鰹のたたきは、召し上がったことがありますか」。漁師町で育った方なら、その場で話が始まります。海のない土地で育った方でも、魚屋の記憶があります。

一覧に添えてある一言が、話の入口になります。出世魚の話、旬の話、地方の呼び名。職員が知らない話が、必ず出てきます。

覚えやすい字から始めます

季節が入っている字は、意味から答えが出せます。

読みつくり
さわら魚へんに春
かじか魚へんに秋
たら魚へんに雪
ぶり魚へんに師(師走の魚)

この四つを最初に出すと、考える手がかりがあるので、答えやすくなります。そこから難しい字へ進みます。

読めない字が出たときは

答えを先に言わないでください。まずヒントを出します。「春を告げる魚です」「雪の降るころが旬です」。

それでも出ないときは、選択肢を三つ出します。「さわら、さんま、さより。どれでしょうか」。選ぶ形なら答えられます。

最後まで出なくても構いません。そのときは答えを言って、すぐにその魚の話へ移ります。読めなかったことで終わらせないことです。

出世魚の話は、いちばん広がります

鰤も、鱸も、鰡も、鮗も、成長するにつれて名前が変わります。

名前の変わり方(関東の例)
ワカシ、イナダ、ワラサ、ブリ
セイゴ、フッコ、スズキ
オボコ、イナ、ボラ、トド
シンコ、コハダ、ナカズミ、コノシロ

呼び名は地方によって変わります。だから「そちらでは何と呼んでいましたか」と聞くと、その方の出身地の話になります。生活歴の記録が薄い方がおられるなら、この時間が聞き取りの機会になります。

認知機能との関係

使っているのは、長く保たれている言葉の記憶です。認知症が進んでも、若いころから見てきた字はよく残っています。

今日の日付が分からない方が、鰰を読まれる。これは珍しいことではありません。できないことではなく、できることを使う。それがこのレクの考え方です。

そして、教える側に回っていただけます。若い職員が読めない字を、利用者の方が読む。日常では、教わる側、してもらう側にいることが多い方にとって、これは大きな意味を持ちます。

記録として残したいときは、長谷川式の採点で項目ごとに残せます。合計点ではなく、どの項目が保たれているかを見てください。保たれている力を使うのが、レクの組み立て方です。

聞いた話を、記録に残してください

この時間に出てきた話は、その方を理解する材料になります。どこの海の近くで育ったか、何を食べてきたか、誰と食べたか。

アセスメントの場では出てこない話が、カードを並べている時間に出てきます。聞いた話は、生活歴の欄に書き足しておいてください。生活歴の書き方もあわせてご覧ください。

その日の様子を、残しておいてください

ご家族は、施設で何をしているのかを知りたいと思っておられます。写真を一枚と、一行の言葉。それがあるだけで伝わります。

私たちが作る事業所の頁では、写真を入れて一行書けば、その場で公開されます。介護の事業所だけのホームページ制作をご覧ください。

よくあるご質問
高齢の方に、難しすぎませんか。

逆です。この年代の方は、驚くほど読まれます。若い職員より読める方がほとんどです。読める字が残っているので、できることを見せる場になります。難しい字を出して差し支えありません。

カードは、どんな紙に印刷すればよいですか。

厚手の紙をお勧めします。普通紙でも使えますが、めくるうちに折れます。名刺用の厚紙か、写真用紙で印刷して切ると長く使えます。ラミネートすれば何年でも使えます。

台紙は何に使いますか。

読み方が書いてある枠に、漢字のカードを置いていただく遊びです。読めた方から順に置いていくと、全員で一枚を作る形になります。お一人でされるより盛り上がります。

読めない字が出たときは、どうすればよいですか。

ヒントを出してください。「春を告げる魚です」「雪の降るころが旬です」。一覧に添えてある一言が、そのままヒントになります。それでも出ないときは、答えを言って、その魚の話に移ります。

印刷したものを配ってよいですか。

事業所の中でお使いいただく分には、自由にお使いください。人数分を印刷して配っていただいて構いません。

ほかのレク
行事の記録を、そのまま頁に残せます。

写真を入れて一行書けば、その場で公開されます。ケアマネジャーとご家族に、いちばん伝わる面です。介護の事業所だけのホームページ制作です。

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