野菜と果物の漢字は、いちばん答えやすい分野です。毎日目にしてきたもので、台所に立ってこられた方ならほとんど読まれます。漢字のレクを初めてされるなら、ここから始めてください。
意味から手がかりが取れます
この分野の良いところは、字の中に答えが隠れていることです。
| 字 | 読み | 手がかり |
|---|---|---|
| 南瓜 | かぼちゃ | カンボジアから伝わったので、この字です |
| 西瓜 | すいか | 西から来た瓜 |
| 胡瓜 | きゅうり | 胡は、中国から見た西の国 |
| 筍 | たけのこ | 竹かんむりに旬 |
| 土筆 | つくし | 土から出た筆。姿のとおり |
| 薩摩芋 | さつまいも | 薩摩から広まった |
答えが出ないとき、この由来を伝えると、そこから思い出される方が多くあります。
台所の話につながります
読めたら、必ず一言足してください。この分野は、料理の記憶に直結します。
牛蒡が読めたら「きんぴらはよく作られましたか」。慈姑が読めたら「お正月に煮ましたか」。辣韮が読めたら「漬けられたことはありますか」。
女性の方は、ここから長く話されます。男性の方でも、畑をされていた方なら作り方の話が出ます。独活、蕗、筍。山菜の話は、採りに行った場所の話になります。
季節ごとに選ぶと、話がまとまります
| 季節 | 字 |
|---|---|
| 春 | 土筆、蕗、筍、独活、芹、豌豆 |
| 夏 | 西瓜、胡瓜、茄子、茗荷、枝豆、無花果 |
| 秋 | 南瓜、薩摩芋、栗、柿、葡萄、茸 |
| 冬 | 蕪、蓮根、慈姑、大蒜、蜜柑 |
その季節のものだけを八字選んで出すと、話が一つにまとまります。行事食の話にもつながります。
四つの形で使えます
一覧、カード、台紙、書き取りの四つに切り替わります。いちばん盛り上がるのは、カードと台紙を組み合わせた形です。
カードを一枚ずつ見せて、みんなで読みます。読めた方に台紙へ置いていただきます。全部置けたら終わりです。カードは印刷すると一字が四十ミリほどになり、離れた席からも読めます。
食事の話につなげられます
この分野のレクは、食べることの話と地続きです。「昔はよく食べたけれど、今はあまり食べない」という言葉が出たら、それは大事な情報です。
好きだったものが分かると、食が細くなったときの手がかりになります。栄養の計算より先に、その方が何を好きだったかです。低栄養のサインと、体重が測れないときの見方もあわせてご覧ください。
ほかの漢字の頁
難読漢字には、鳥、花と木、体の部位、国と都市、動物と虫の分野もあります。魚へんの漢字は四十八字です。
その日の様子を、残しておいてください
ご家族は、施設で何をしているのかを知りたいと思っておられます。写真を一枚と、一行の言葉。それがあるだけで伝わります。
私たちが作る事業所の頁では、写真を入れて一行書けば、その場で公開されます。介護の事業所だけのホームページ制作をご覧ください。



