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無資格の方を採用するとき。認知症介護基礎研修の義務と、一年の猶予

2026.09.11空音開発約 3 分で読めます

介護は、無資格でも始められます。これは今も変わりません。

ただし二〇二一年度の介護報酬改定で、直接介護に携わる無資格の職員に認知症介護基礎研修の受講が義務づけられました。三年間の経過措置を経て、二〇二四年四月から完全に義務となっています。

採用する側が知っておくべきことを、順に並べます。

対象になるのは誰か

受講
無資格で、直接介護に携わる職員義務
医療や福祉の国家資格を持つ職員不要
介護職員初任者研修を修了している職員不要
実務者研修、介護職員基礎研修を修了している職員不要
認知症介護実践者研修を修了している職員不要
事務、送迎のみの運転手、調理など、直接介護に携わらない職員不要

送迎だけを担当する運転手は、対象外です。ここは採用の設計に直結します。後述します。

入職から一年は猶予があります

採用した日から一年間は、受講前でも介護業務に就いていただけます。つまり「研修を終えてから来てください」ではなく、「入ってから受けてください」でよいということです。

この一年の猶予を知らずに、無資格の応募者を断っている事業所があります。人が足りない状況で、応募を一つ捨てることになります。

受け方と費用

各都道府県が指定する実施主体が行います。多くの自治体でeラーニングが用意されています。講義が六時間程度で、テストがあります。

費用は自治体と実施主体によって幅がありますが、数千円の範囲に収まることが多いところです。お住まいの都道府県の名称と「認知症介護基礎研修」で検索すると、実施主体と申込みの頁が出ます。

事業所が費用を持つかどうかは、事業所の判断です。持つと決めているなら、求人票にそう書いてください。無資格で応募される方が最初に気にするところです。

無資格でも入職できます。ただし一年という期限があります
無資格でも入職できます。ただし一年という期限があります

採用の設計に、どう効くか

ここからが本題です。義務があるということは、逆に言えば義務さえ果たせば無資格の方を採用できるということです。

一、介護職は「入ってから資格を取る」形で募集できる

「無資格・未経験可。認知症介護基礎研修は入職後に受講いただきます。費用は当事業所が負担します」。この一行が書いてあるかどうかで、応募の数が変わります。

二、送迎の運転手は、この義務の外にいます

直接介護に携わらない運転手は、対象になりません。運転だけを担当する職の枠を作れば、資格の要件なしで募集できます。

ただし現実には、多くの事業所で運転手が乗降の介助を兼ねています。兼ねた時点で、直接介護に携わる職員になります。

そこで問題になるのが、運転手に何をどこまで求めるかです。乗降介助、到着の連絡、記録の入力。これらを求めるほど、採用の間口は狭くなります。

私たちが作る送迎の仕組みは、ここを解いています。

到着の予告も、運行の記録も、運転手が操作しなくても成立します。車の位置から自動で作られるからです。運転手に求めるのは、運転ができることだけになります。

詳しくは送迎システムの比べ方をご覧ください。

次の資格への道

基礎研修を終えた方が、次に進む道が二つあります。

一つは介護職員初任者研修(百三十時間)。ここを終えると、身体介護を含めた仕事の幅が広がります。

もう一つは、そのまま実務者研修(四百五十時間)へ進む道です。初任者研修を飛ばして受けることもできます。

三年の実務経験と実務者研修が揃えば、介護福祉士の国家試験を受けられます。

この道筋を、採用の面接で示してください。三年後に国家資格が取れる仕事だと分かれば、応募の理由が変わります。

求人票に書けること

そしてもう一つ。職場の様子が見えることです。求人票の文字だけでは、どんな人が働いていて、一日がどう流れるかは伝わりません。

私たちが作る事業所の頁は、そこを埋めるために作ります。介護の事業所だけのホームページ制作をご覧ください。

介護の事業所だけの、ホームページ制作です。

ケアマネジャーとご家族と求職者に届く形で作ります。送迎の到着予告は、後から積めるオプションです。相談と見積もりは無料です。

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朝比奈幸太郎
朝比奈幸太郎

芸術家、空音開発創業者。二十代の終わりから三十代にかけて、要介護 5 の祖母と要介護 2 の祖父を一人で在宅介護しました。公開されている測位の基準局を毎日測り、記録を番号付きで公開しています。介護事業所のホームページ制作と、送迎の到着予告「かぞくのまど」を運営しています。運営者情報