稼働率が上がらないとき、原因はサービスの中身ではなく、ケアマネジャーが今週の空きを知らないことにあります。ケアマネジャーは担当を三十件以上持ち、候補の事業所に一件ずつ電話をかける時間がありません。空きが分からない事業所は、思い出されないまま候補から外れます。この記事は、通所介護の紹介がどう決まるかを事業所の側から整理したものです。
紹介は四つで決まります
ケアマネジャーが事業所を候補に入れるかどうかは、この四つでほぼ決まります。
一つ目、今週から来月にかけて受け入れられるか。二つ目、その利用者の状態を受けられるか。入浴の介助、機械浴、認知症、車椅子、二人介助、医療的なケア。三つ目、利用者の家が送迎の範囲に入っているか。四つ目、算定している加算の体制です。
この四つが分からないと、電話をかけて聞くしかありません。忙しい日は、聞かずに知っている事業所に回します。

空きは、数字で出さなくてよい
空き状況を出すことに抵抗のある事業所があります。「空きがある」と書くと「人気が無い」と読まれる、という心配です。数字を出さなければ、その心配は消えます。
受け入れ可、要相談、ただいま満員。この三段だけで、ケアマネジャーが知りたいことは足ります。何名かは電話で聞けばよく、まず知りたいのは「電話をかける価値があるか」だからです。満員のときも「空き次第ご連絡します」と出し、お名前をお預かりする形にすれば、次の機会が残ります。
お受けできることを、一覧にする
受けられる状態を文章で書くと読まれません。項目ごとに、できる、要相談、行っていないの三つの印で並べます。入浴の介助、機械浴、認知症、車椅子、二人介助の送迎、インスリン、喀痰の吸引、経管栄養、在宅酸素、きざみ食、個別の機能訓練、土曜日の利用。この十二項目があれば、ケアマネジャーの一次の判断はその場で終わります。
「行っていない」を正直に書くことを勧めます。書かずに問い合わせを受けて断ると、次から候補に入りません。書いておけば、受けられる利用者だけが来ます。

ケアマネジャーへの営業は、訪問より頁が続きます
相談員が居宅介護支援事業所を回るのは効きますが、月に何件も回れません。回った先で覚えてもらえるのは、その日だけです。空きの状況が頁で毎週更新されていれば、思い出したときに確かめてもらえます。訪問は入口を作り、頁がそれを保ちます。
更新が止まると、逆に効きます
気をつけることが一つあります。空きの表示が古いまま放置されると、信用を落とします。三か月前の「受け入れ可」を見て電話をかけ、満員だと言われたケアマネジャーは、二度と見ません。押すだけで更新できる形にして、朝礼の後に一回押す、と決めるのが続けるこつです。
電話が何本かかっているかを、一度数えてみる
相談員に一週間だけ、空きを尋ねる電話の数を数えてもらうと、事業所の状態が分かります。三十件の担当を持つケアマネジャーが十人いる地域で、月に十本しかかかっていないなら、思い出されていません。
お受けできることの一覧に、何を並べるか
十二の項目があれば、ケアマネジャーの一次の判断はその場で終わります。できる、要相談、行っていないの三つの印で並べます。
| 項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 入浴の介助 | 一般浴と個浴。座位が保てる方 |
| 機械浴 | 週 2 日、看護職員のいる日に限ります |
| 認知症の方 | 中等度まで。徘徊のある方はご相談ください |
| 車椅子の方 | 送迎車にスロープがあります |
| 二人介助の送迎 | 曜日と便によります |
| インスリン | 自己注射の見守りまで行います |
| 喀痰の吸引 | 実施していません |
| 経管栄養 | 実施していません |
| 在宅酸素 | 主治医の指示書があればご相談ください |
| 食事の形 | きざみ、ミキサー。前日までにお知らせください |
| 個別の機能訓練 | 機能訓練指導員が計画を立てます |
| 営業日 | 土曜日の利用ができるか |
「行っていない」を書くほうが、紹介は増えます。
書かずに問い合わせを受けて断ると、ケアマネジャーの中で「聞いても無駄な事業所」になります。書いておけば、受けられる方だけが来ます。断る電話の数も減ります。
送迎の範囲を、地図で見せる
文章で「市内全域」と書いても、ケアマネジャーは自分の担当の家が入るかを判断できません。事業所を中心にした円か、町名の一覧で示します。範囲の外にお住まいの方について「片道 40 分までなら相談に応じます」と書き添えると、境目の相談が来ます。
加算の体制を並べる意味
算定している加算は、事業所の体制をそのまま表しています。個別機能訓練加算があればリハビリの職員がいること、中重度者ケア体制加算があれば重い方を受けられること、入浴介助加算の区分が分かれば浴室の形が分かります。ケアマネジャーはこれを読んで、担当の方に合うかを判断します。
更新を続ける仕組み
気をつけることが一つあります。空きの表示が古いまま放置されると、信用を落とします。三か月前の「受け入れ可」を見て電話をかけ、満員だと言われたケアマネジャーは、二度と見ません。
- 押すだけで更新できる形にする文章を書き直す形だと、必ず止まります。
- 更新する日を決める月曜の朝礼のあと、と決めるのが続けるこつです。
- 最終更新の日付を出すいつ時点かが分かると、古くても信用は落ちません。
- 満員のときも空欄にしない「空き次第ご連絡します」と出して、お名前をお預かりします。
訪問と頁の役割を分ける
相談員が居宅介護支援事業所を回るのは効きます。ただし月に回れる件数には限りがあり、回った先で覚えてもらえるのはその日だけです。訪問は入口を作る仕事、頁はそれを保つ仕事です。名刺に頁の住所を刷り、「空きはここで見られます」と一言添えるだけで、訪問の効果が数か月続きます。
よくある質問
空き状況を出すと、他の事業所に手の内が見えませんか
見えます。ただし、見られて困ることではありません。近くの事業所も同じように稼働率で悩んでおり、満員の日は互いに紹介し合う関係になることもあります。ケアマネジャーにとっては、地域全体の空きが見えるほうが仕事になります。
何名まで受けられるかを書いたほうが親切ではありませんか
書いても構いませんが、数字を出すと毎日更新しないと合わなくなります。三段の印なら週に一度で足ります。続く形を選ぶことを勧めます。
ケアマネジャーの方へ、という頁は誰が見ますか
ケアマネジャーと、地域包括支援センターの職員、それから病院の連携室の相談員です。退院の調整をする方も、この四つを見ています。
更新を忘れたらどうなりますか
最終更新の日付が出ていれば、古いことは相手に伝わります。伝わったうえで電話をかけてもらえるので、致命的にはなりません。日付を出さずに古い表示を残すことのほうが危険です。
かぞくのまどで制作するサイトには、この形の「ケアマネジャーの方へ」を標準で置きます。見本でご覧いただけます。
ケアマネジャーとご家族と求職者に届く形で作ります。送迎の到着予告は、後から積めるオプションです。相談と見積もりは無料です。
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