訪問入浴がきつい理由を、
数字で。
1 件 40 分、1 日 5〜8 件、25kg の浴槽、1 日 200km。そして、時間。「きつい」の中身を、投稿と資料から数字にしました。
このページは求人のページではありません。事業所の方が「うちの現場のきつさはどこにあるか」を数字で見るためのものです。

体のきつさ
訪問入浴事業者の公開資料、元オペレーターと元職員の投稿から。読んだ日 2026-09-24。
「1 番大変なのは上記の工程は全て『中腰』で行うのです。とにかく腰に来ます」
元訪問入浴職員の公開の投稿
「5 階を過ぎると無の境地に入る」
訪問入浴の看護師の公開の投稿(エレベーターの無い 7 階へ、3 週間で 9 回)
時間のきつさ
体より先に人を辞めさせるのは、時間の圧です。各家庭に訪問する時間が決まっているのに、前の家で 10 分押せば次は 10 分、その次は 20 分ずれる。件数を減らして余裕を作る道はありません。
訪問 1 回の収入は約 1.4 万円、支出は約 1.35 万円(厚生労働省の資料)。収支差率は 3〜6%。1 日 6 件で収支がとんとん、という事業者の数字があります。
オペレーターは運転・搬入・給湯・排水・片付け・連絡の調整を一人で持ちます。運転中は電話をかけられません。次の家には、着いてから謝ります。
ご家族の側は「16 時だと思っていたので焦りました」。遅れた日は 10 分前の電話でご本人が混乱した、と在宅介護の日記にあります。
昼食は入浴車の中で。事務所に戻れない日は、コンビニでトイレを借ります。
「安全運転、訪問件数、売上目標の両立困難」「休憩時間の確保が難しい日」
訪問入浴で 3 年働いた方の公開の投稿
それでも、この仕事にしか無いもの
「一年に一度しかお風呂に入れない人に入ってもらえたり、お亡くなりになる前に、最後のお風呂に入れてあげられたこともあった」
元オペレーターの公開の投稿
「病名じゃなくて、人を見な」
訪問入浴の看護師が先輩に言われた言葉(公開の投稿)
オペレーターは家を見る。ヘルパーは生活を見る。看護師は体を見る。三人で、その人に「気持ちよかった」と言ってもらう。だから辞められない、と多くの投稿が書いています。
事業所が、時間の圧を減らせる一つの方法
遅れそのものは消せません。消せるのは、遅れを謝る場面と、家で待つ側の不安です。かぞくのまどの到着予告は、前の家を出るとき「向かいます」を一回押すだけで、ご家族の窓に「あと何分」と「そろそろ準備を」を出します。電話をかける手が無くても、伝わります。


「すみません、遅れます」の代わりに、窓が先に「あと 15 分」を出す。それだけで、着いてからの最初の一言が変わります。事業所向けのページに、仕組みと料金を書きました。