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送迎表のひな形

便と時刻と行き先を入れると、その日の送迎表が印刷できます。空欄のひな形だけ印刷することもできます。

送迎表を作る

便と時刻と名前を入れて印刷します。印刷すると、便ごとに時刻の順で並べ直した表になります。中身を空にして印刷すれば、書き込む用のひな形になります。

便時刻お名前行き先・住所覚え書き

入れた内容はこの端末の中だけで扱います。送信も保存もしていません。

この結果を残しておきますか。

事業所の窓に登録すると、計算した結果を利用者や職員ごとに残して、前の月と比べられます。月 2,990 円。三十日は請求しません。

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送迎表は、毎朝いちばん最初に開く紙です。そして運営指導で必ず見られる紙でもあります。作りやすさと、残せることの両方が要ります。

送迎表に決まった様式はありません

国が定めた様式はありません。事業所ごとに作って構いません。ただし運営指導では、誰を、いつ、どこへ送迎したかが分かる記録の提出を求められます。逆に言えば、それが分かる形であれば何でもよいということです。

入れておくべきは次の五つです。日付、便、時刻、利用者の氏名、運転した人。ここに行き先と覚え書きの欄を足しておくと、当日の変更に対応しやすくなります。

回る順の決め方

順を決めるとき、地図の上の直線距離で考えないでください。実際に走る道は、直線距離の一・五倍から一・九倍になります。私たちが市街地で測った結果です。

一便に入れる軒数は、六軒から七軒が上限だと考えます。一軒あたりの乗り降りに二分、介助が要る方なら四分。時速二十二キロで走ると仮定すると、六軒でおよそ四十分になります。八軒にすると五十五分を超え、最初に乗った方が一時間近く車内にいることになります。

出発の時刻は、受け入れの開始から逆算します。

九時三十分に受け入れを始めるなら、最後の一便が九時二十五分に着く形です。一便四十分なら八時四十五分の出発。ここに十分の余裕を入れておかないと、雨の日と渋滞の日に必ず遅れます。

添乗者を付けるかどうか

判断の基準は、玄関から車までの介助が要る方が何人いるかです。二人介助が要る方が一人でもいれば、その便には添乗者が要ります。車椅子のリフトを運転者ひとりで操作すると、その間、車内の他の方から目が離れます。

添乗者を付けられないときは、二人介助の方を同じ便に集めず、便を分ける方法があります。送迎表には、どの便に添乗者を付けるかを曜日ごとに書いておいてください。

当日の変更を、どう記録するか

いちばん多い指摘が、ここです。前の日に印刷した予定表がそのまま綴じられていて、当日の欠席や順の入れ替えが反映されていない。運営指導では、予定表ではなく実際の記録を求められます。

やり方は簡単で、印刷した表に手で書き込むだけです。欠席には線を引いて理由を書き、順を変えたら矢印を引く。清書する必要はありません。むしろ、その場で書いた跡が残っている方が信頼されます。

上のひな形には「済」の欄を付けてあります。乗せた時点でチェックを入れると、誰を乗せ忘れたかがその場で分かります。

送迎をしなかった日の記録が、お金に関わります

送迎を行わなかった片道につき四十七単位が引かれます。往復なら九十四単位です。ご家族が自分で送って来られた日も対象になります。

利用者三十人の事業所で、月に片道二十回の送迎を行わなかったとすると、九百四十単位、およそ九千四百円が減ります。年にすると十一万円あまりです。

問題は、その日を記録していないと請求が正しくならないことです。そして記録が無ければ、運営指導で「本当に送迎したのか」を証明できません。返還を求められる場合があります。

紙で残すか、自動で残すか

曜日ごとに顔ぶれが決まっている事業所なら、曜日ごとに一枚作って印刷しておく形で足ります。変更があった日だけ手で直す。これがいちばん軽い方法です。

一方で、送迎の記録そのものを自動で残す方法もあります。車に置いた端末が、誰をいつ乗せて、いつ降ろしたかを記録します。運転者が押すのは、乗せたときと降ろしたときの一回ずつだけです。

この記録があると、月末に送迎の実績表が自動で出ます。減算の対象になった日も自動で拾えます。そして同じ仕組みから、ご家族の画面に「あと何分で着きます」を出せます。

安全のために、表に書いておくこと

送迎中に起きた事故は、そのほとんどが乗り降りの場面で起きています。走行中ではありません。玄関から車まで、車から玄関まで。この数メートルです。

だから送迎表の覚え書きの欄には、その方の乗り降りのことを書いてください。杖を使う、手すりが要る、段差が二段ある、犬がいる、道が細くて車を停める場所が離れている。運転者が代わっても同じ介助ができるように書きます。

もう一つ、その日だけの申し送りも書きます。昨日から足が痛いと言っている、風邪気味である、ご家族が不在で鍵を預かっている。前日の連絡帳から送迎表に写す習慣をつけると、伝え漏れが減ります。

二人介助と車椅子の方をどう配るか

同じ便に集めないでください。二人介助が要る方が二人同じ便にいると、添乗者がいても手が足りません。曜日ごとの顔ぶれを見て、便に散らすように組みます。

車椅子の方は、リフトの操作に時間がかかります。一便に二人までを目安にしてください。三人入れると、その便だけ二十分ほど長くなります。最初に乗った方の車内時間が延びますので、車椅子の方は最後の方に乗せるという組み方もあります。

ただし帰りは逆になります。最後に乗った方が最初に降りることになりますので、往路と復路で順が変わります。ここを揃えようとすると必ず無理が出ますから、往路と復路は別の表として組んでください。上のひな形で「迎え」と「送り」を分けているのは、そのためです。

送迎の時間は、いちばん人手が要る時間です

朝の一時間半と、夕方の一時間半。ここに人手が集中します。運転する人、添乗する人、施設で受け入れる人。この時間だけ職員が足りないという事業所は多くあります。

だから送迎表は、送迎だけの表ではありません。誰がどの便に出て、誰が施設に残るのか。その配置まで書いておくと、朝の混乱が減ります。上のひな形の下に運転者と添乗者の欄を置いているのは、そのためです。

もう一つ、送迎の時間は電話がいちばん鳴る時間でもあります。今日休みます、という連絡が朝八時に集中します。すでに車が出た後で欠席の連絡が入ると、順が崩れます。

欠席の連絡を、電話ではない形で受けられるようにしておくと、ここが楽になります。前の晩のうちに画面から知らせていただければ、朝の順を組み直してから出発できます。電話を待つのではなく、先に分かる形にすることです。

ご家族からの電話が減ります

送迎の時刻が近づくと、事業所に電話がかかってきます。まだですか、今どのあたりですか。一本二分として、一日に十本あれば二十分。月に二十日で四百分、およそ七時間が電話で消えます。

ご家族の側にも理由があります。玄関で待たせるわけにいかない、目を離せない、支度をいつ始めればいいか分からない。時刻が見えないから電話をかけるのであって、迷惑をかけたくて電話しているわけではありません。

あと何分かが画面で見えるようになると、この電話が消えます。私たちが送迎の記録と到着予告を同じ仕組みにしている理由が、ここにあります。

よくあるご質問
送迎表に決まった様式はありますか。

国が定めた様式はありません。ただし運営指導では、誰を、いつ、どこへ送迎したかが分かる記録の提出を求められます。日付、便、時刻、氏名、運転した人。この五つが入っていれば足ります。

送迎の記録は、どのくらい残す必要がありますか。

介護保険のサービスに関する記録は、その完結の日から二年間の保存が原則です。自治体によっては五年を求めるところもあります。指定権者の条例を確かめてください。

送迎をしなかった日は、何か影響がありますか。

あります。送迎を行わなかった片道につき四十七単位が引かれます。往復なら九十四単位です。ご家族が自分で送って来られた日も対象になりますので、その日を記録しておかないと請求が正しくなりません。

入力した内容は、どこかに送られますか。

送られません。この頁の計算と表の組み立ては、すべてお使いの端末の中で行っています。名前や住所が私たちのところへ届くことはありません。

毎日この表を作るのは大変ではありませんか。

曜日ごとに顔ぶれが決まっている事業所なら、曜日ごとに一枚作って印刷しておけば足ります。変更があった日だけ手で直す形が現実的です。毎日の記録そのものを自動で残したい場合は、車に置く端末で記録する仕組みがあります。

出典
送迎表の様式に国が定めた形はありません。この頁のひな形は、運営指導で求められる項目を入れて組んだものです。
この頁の計算は上の資料に基づいています。最後の判断は指定権者の指示に従ってください。
ほかの道具
介護の事業所だけの、ホームページ制作です。

ケアマネジャーとご家族と求職者に届く形で作ります。送迎の到着予告は後から積めるオプションです。相談と見積もりは無料です。

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朝比奈幸太郎
朝比奈幸太郎

芸術家、空音開発創業者。二十代の終わりから三十代にかけて、要介護 5 の祖母と要介護 2 の祖父を一人で在宅介護しました。介護事業所のホームページ制作と、送迎の到着予告「かぞくのまど」を運営しています。運営者情報